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マイホームで妥協してはいけない部分紹介

2019年09月06日
高級なマンション

マイホームを手に入れる時に、予算に合わせるために極力安くしようコストを削ることがあります。確かにそうしなければ購入自体ができなくなり、夢を実現することができません。でも実現した後で住むマイホームが、問題ばかりで我慢しながら住み続けなければならないとしたら、何のためにマイホームを手に入れたのかわからなくなります。

住みにくいと考えるのは、妥協してはいけないところをコストのために削ってしまったからです。生活の質を維持するために必要とされる部分は、当然それなりの費用がかかります。だからこそ、そこを削れば大きなコスト削減を実現できます。でも、その結果は住みにくさと言う代償として残ってしまいます。そうならないためには妥協してはならない部分をしっかりと理解しておくことです。

コストを考える時にまず確保しなければならないのが、断熱性と耐震性です。日本は四季があり、高温多湿な夏と極寒の冬が訪れます。また、地震の発生も考えなければならないので、他の国よりも条件が厳しくなります。そしてその点を妥協すると、住みにくい家になるので注意が必要です。

断熱性は外壁や断熱材の部分でコストに影響してきます。外壁は夏の照りつける太陽や冬の積雪、風雨の被害に耐えられる耐久性が必要です。断熱材も外気の変化に耐えられて、室内を快適に保つ必要があります。断熱効果が低い家は、室温調整にかかる光熱費が増えて、生活費に影響を与えます。断熱材や外壁の効果には寿命があるため、貼り換えが必要になります。そのコストはかなり高額になるので、できるだけ長い寿命のものを選んで、貼り換えの回数を減らすことが重要です。

また窓ガラスも外気の影響で結露が発生するとカビの発生につながります。カビは住民の健康を害する恐れがあり、室内との温度差が大きくなるところでは発生しやすくなります。断熱効果のあるものにして、できるだけ結露を防いだ方が健康的な生活をおくることができます。

耐震性は基準があるため大幅に削ることはありませんが、あまり安価なものを選ぶと地震の時に破損する恐れが高くなります。安心して暮らせる環境であるはずの家が、危険なものになっては意味がありません。コストを考える時には、どの程度の耐震性が必要かを検討し、納得した上で決めましょう。勧められたままでは、過剰になる恐れがありますが、いらないと言えるものでもありません。建築基準を満たしていない部分の有無とそれが必要なのかどうかを理解することが重要です。