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和室から洋室へのリフォーム代って高い?

2019年11月27日

和室に飽きてしまった時や子供が増えて子供部屋が必要になった時など、洋室へのリフォームを考える人が多くいます。新築でマイホームを買い時にもとりあえず和室を作っておいて、必要になったら洋室にリフォームすれば良いと考えている人もいます。事前にリフォームにかかる費用を知ってから判断すると無駄な支払いを減らすことができます。

和室と洋室の違いは、部屋全体を比較すればほとんどありません。人が住む空間なので床があり、壁があり、収納があることで十分です。洋室ではフローリングである床が和室では畳で、クローゼットが押し入れになります。フローリングのリフォームは、畳を剥がすところから始まります。剥がした後で床の状態を見て必要な対応を行います、例えば断熱材の交換や防音シートの追加などがあります、必ず必要なのが高さ合わせの作業です。畳はフローリング材と比較すると高さがあります。単純に交換しただけでは、他の部屋と段差ができてしまいます。だから必ず高さを調整します。

押し入れをクローゼットにリフォームするためには、仕切りを取り払う必要があります。日本の文化として畳んで収納するのが一般的なので、横に長い作りになっています。西洋文化では吊るすことがほとんどなので、縦長のデザインです。だから二段になっている仕切りを取り除き、高さ方向を全て使えるように作り直します。ハンガーパイプなどの追加や扉の取り付けも行わなければいけません。押入れの多くが内壁が木目調なため、中を見やすくするために周りを白などの明るい色に変えることもあります。

フローリングとクローゼットに変えるだけで部屋全体の雰囲気は大きく変わるはずですが、和室によっては、らんまや天井の梁などがあることもあり、それ以外にもリフォームが必要になることもあります。どこまで見た目にこだわるかがポイントになります。

和室の部材は高額なことがありますが、洋室の場合は安価なものが多く、選びやすいので材料費はそれほど気にする必要はありません。そのため洋室から和室に切り替えるよりも安価で済ませることが可能です。あとはどこまでこだわるかと言うところですが、機能的な部分だけをリフォームする場合と部屋全体を対象とするのではコストは大きく変わってきます。単純な比較では1.5倍から2倍の差が生じます。

必要に迫られて行うのであれば、コストを抑えたリフォームも可能ですが、決して安いわけではありません。新築を購入する時には高額になる和室の必要性をよく検討した上で決断した方が良いでしょう。