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和室って意外とコストがかかる!

2019年11月09日

日本人ならマイホームに作りたいのが和室です。畳の部屋は憧れで、ないと寂しい気がします。でも戸建てを買う時に和室は必須ですと条件をつけるとコストが高くなる恐れがあります。予算オーバーにならないためには、必ず洋室との見積もり比較するべきです。

和室が高くなる理由として、材料費がかかることがあります。和室らしくするためには、障子や畳など日本独特なものを用意する必要があります。これらの部材は世界では利用されないため、生産数が少ないことからそれだけ材料費が高くなります。

基本的な構造は同じですが、見た目の違いのためだけに部材を変更することとなり、単純な比較では材料費の違いが大きくコストに影響することになります。洋室では不要なものをわざわざ取り付けるので当然と言えば当然です。

特に畳や障子は耐久性に乏しいため、維持費がかかると言うデメリットもあります。フローリングやカーテンと比較すると傷みやすい素材なため定期的な貼り換えが欠かせません。せっかく見た目を気にして作った和室ですが、ほとんどメンテナンスされず、維持費を考えると貼り換えられずにそのまま放置されている家庭が多いようです。

傷みやすいから使わないと言う人もいますが、それでは本当に必要な部屋だったのかと言う疑問が残ってしまいます。必要ない部屋にコストをかけるぐらいなら、その分を他のところに使ったり、コスト削減として利用する方法があったはずです。

和室で重要なのは、装飾の文化です。らんまや壁、柱などどれだけ凝ったデザインのものを選ぶか、見た目で落ち着く空間を作り出すための費用です。だからかかる費用はいくらでも高くなります。高価なものはそれだけメンテナンスも必要で、長年使うためにはだけの維持費がかかります。

一戸建てを考えた時に、最もコストを下げることができるのが和室です。シンプルな作りにして一切装飾をしないこと、壁も壁紙で対応するなど、割り切って考えると安く済ませることができます。畳もフローリングに置き畳にするとコストの削減になります。もし間取りを変えたいと思ったら畳を移動すれば済むので簡単です。貼り換えも置き畳の場合は交換で済むので、維持費も抑えることができます。

和室と言っても、いろいろなレベルがあるので自分が何を求めているかを考えておきましょう。畳があるだけでよければ、あえて和室としなくてもフローリングの状態で十分に対応することが可能です。