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時代は新築より中古の一戸建て?

2019年10月23日
女性に鍵を出す男性

夢のマイホームと言えば新築と考えがちですが、コストを考えれば中古の一戸建ても検討材料にするべきです。中古と言うと聞こえは悪いかもしれませんが、今ではリノベーションの技術も上がり、新品同様にできるほどに変わりました。

新築のメリットは、何と言っても自分のものとして作ることができる点です。こだわりを表現した個人の持ち物として、住み始めることができます。デメリットとしては、コストが高いことです。全てを初めから作らなければいけないので、形になるものは全て費用がかかります。こだわればこだわるほどコストは高くなります。

新築のもう一つのデメリットは、住んでみないとわからないことが多いと言うことです。建てた場所の環境によっては、断熱性が足りないことや自然との調和がうまくいかず、日当たりが悪いことや、周囲がうるさいなどの問題は住んでからわかることがあります。また老朽化した場合、意外と維持費がかかることに気がつくこともあります。

中古のメリットは、必要なコストが低いことです。リノベーションにかかる部分だけで、単価の高い基礎部分は、手をつけずにそのまま使うことができます。一戸建ての建設でかなりの費用を必要とするのが基礎部分です。それをそのまま使うことができれば、大きなコスト削減につながります。

また、問題が明確であると言う点もメリットのひとつです。住んでみなければわからないことが、すでにわかっていることは、大きな情報源と言えます。それをチェックしてリノベーションの時に対策できれば、快適さを増すことが可能です。維持費なども実績があるので、生活にどれぐらい影響を与えるかも見当がつきます。

中古の一戸建てを検討する時のデメリットは、老朽化と耐震性です。住んでいると必ず劣化は進みます。その部分が建物の安全性を脅かす部分で、リノベーションでは改善できないような場合は購入を避けた方が良いでしょう。いくら見た目が新品同様でも、見えない部分の老朽化が激しければ意味がありません。

耐震性は必ずチェックが必要です。耐震基準は厳しくなっていて古い建物の一部では満たしていない恐れがあります。基準を満たすために多くの費用を必要とするとなると、コストが跳ね上がって新築と変わらないことになりかねません。その場合、中古の一戸建てを購入するメリットの一つである低コストが実現できなくなります。全ての中古物件が安いわけではないと言うことも覚えておきましょう。