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選んではいけない安い土地の特徴

2019年12月24日

マイホームを選んでいたら格安物件に出会うことがあります。土地代が安いので手頃な値段で手に入れられると言う物件がほとんどです。このような物件は選ばない方が安心です。当然ながら安いのはそれだけの訳があるからです。気にせず買ってしまうとトラブルに悩まされることになりかねません。

買ってはいけない安い土地の特徴にはいくつかあります。最近特に多いのが抵当権の問題です。抵当権とは住宅ローンなどを担保にする権利のことで、返済が滞った時に貸し主が差し押さえられる権利です。住宅ローンを返済し終わったら手続きをして抹消しなければいけません。その権利が消えないうちは土地を売買することができない状態になります。抵当権が消えないうちにお金を払ってしまって、土地が手に入らないと言うトラブルは後を絶ちません。必ず抵当権が抹消されて、売主が手続きできる状態になっていることを確認しておきましょう。

立地による問題もあります。例えば目の前の道路に消火栓があるときは注意が必要です。この場合、自由に車庫を作ることができません。消火栓から5mの範囲は駐車禁止であり、車庫の設置も禁止されています。買ったは良いけど自宅の敷地に車が止められない恐れがあります。買い物帰りに荷物を下ろしたくても駐車禁止でできないケースもあります。

また住宅はどこか1面が4m幅の道路に接していることが義務付けられています。これは火事の時に消火活動ができるようにとの理由から設定された条件ですが、購入した土地がこの条件に満ちていない場合、自分の土地の中に2mの道路を用意しなければなくなり、実際の面積よりも小さな範囲にしか建てられないことになってしまいます。

この他にも低い土地は雨が流れ込みやすいため地盤がしっかりしていない恐れがあることや、高低差があって平面では十分な広さがあるけど、建てられるのはいびつな形の土地だけと言うこともあります。ガス管の敷設状況も重要で、プロパンガスしか選べないところや下水道が使えないところもいまだに残っています。

土地の値段が安いことは購入しやすいことになりますが、それなりの理由があります。交通の便が悪い程度理由なら我慢できるところもありますが、日当たりや災害の発生率などは我慢では済まない問題となります。購入する前に値段が安い理由を確認して、納得してから購入しましょう。この場合、注意をいくらしてもし過ぎることはありません。