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平屋と2階建てはどっちが安くできる?

2019年10月04日
部屋を紹介している男性

多くの人がマイホームを持つならできるだけ大きな家に住みたいと考えます。その場合に大きな壁となるのがコストの問題です。大きくなればそれだけ多くの場所や建物を必要とします。それだけ費用は必要となりコストとして膨らんでいくでしょう。

将来の生活を考えた時に必要な部屋の数は、ある程度決まってきます。最低限必要な部屋数が決まったらそれを実現できる敷地がなければいけません。もし敷地が足りないようなら、今度は2階建てなどの複数階で実現可能かを判断しなければいけません。そこで持ち上がる疑問は、平屋と2階建てはどちらが安くできるかと言うことです。

単純に考えると2階建てでも平屋でも総面積が同じであればコストは変わらないような気がします。部屋数も同じだし、材料費もそれほど変わらないから大きく違うことはないと考えてしまいがちです。でも実際には大きな違いがあります。

結論から言うと、平家の方が2階建てよりも坪単価で高くなる傾向にあります。単純に考えると平家の方が安いと考えることが自然です。でも面積は同じですが材料費の違いが大きく影響することで、坪単価に大きく影響することになります。

住宅を建てる時にはいろいろな材料が必要で、それぞれで費用が異なります。なかでも基礎工事に使われるコンクリートや型枠、屋根は単価の高い材料です。総2階で考えた場合、同じ総面積であれば平家の基礎や屋根は2倍の面積が必要です。単価の高い部分がそれだけ増えれば、坪単価にも大きく影響を与えます。

基礎部分はしっかり作っておかないと建物自体が傾いたり、崩れる原因になります。それだけの品質を保証する材料を使って、工数をかけて工事するので高くなるのは当然です。建物の良し悪しは、基礎部分が全てと言っても過言ではありません。

屋根は住宅を長い間保つために耐久性の高いものを使う必要があります。ただしあまり頑丈すぎて重くなると、それだけしっかりした柱や壁が必要となり、さらにコストをかけることになります。軽くて丈夫な屋根は、それなりに高級なものとなり、材料にかかる費用は高価です。また、平家でも高所作業となるので、工賃もそれだけ必要になります。

平屋と2階建てを単純に坪単価だけで比較すれば、2階建ての方が良いと感じますが、その後のメンテナンスやトイレを複数作ること、階段など専用な設備が必要となることなどから考えて比較することを忘れてはいけません。総合的に考えて、どちらが生活に向いているかで判断しましょう。